X広告:基本の設定から始めよう
X広告(旧Twitter)を運用する際、まず行うべき基本的な設定があります。これらの設定を正しく行うことで、広告運用の効果を最大化し、ターゲティングや効果測定を効率的に行えるようになります。まずは、X広告のインハウス化における重要な設定項目を確認し、その後、プレミアムアカウント設定について詳しく解説します。
X広告のインハウス化における重要な設定項目
X広告を運用する際には、以下の設定が重要です。
- アカウントの基本設定
X広告の管理画面で、アカウント情報や請求情報の設定を行います。これにより、広告運用がスムーズに開始できます。 - プレミアムアカウントの設定
広告キャンペーンを効果的に運用するために、プレミアムアカウントを設定し、月額プランに加入する必要があります。これにより、高度な機能や分析ツールが利用可能になります。 - ピクセル設定
広告のパフォーマンスを正確に計測するために、Xピクセルを設定し、広告効果を追跡します。これにより、ウェブサイトでのユーザーアクションを分析できます。
これらの設定を順番に行うことで、X広告の運用準備が整います。次に、プレミアムアカウントの設定方法について、具体的な手順を説明します。
STEP1:Xのプレミアムアカウント設定
月額プランの登録とクレジットカードの設定方法
X広告のプレミアムプランに登録することで、広告運用をより高度に管理することができます。以下の手順でプレミアムアカウントを設定し、広告運用に必要な機能を利用できるようにします。
- X広告の管理画面にアクセス
X広告の管理画面にログインします。まだアカウントを作成していない場合は、まずアカウントを作成してください。 - プレミアムプランの選択
管理画面で「アカウント設定」に進み、提供されているプランからプレミアムプランを選択します。プレミアムプランには、広告効果を分析するためのツールや、高度なターゲティング機能が含まれています。 - 月額プランの登録
プレミアムプランを選択した後、月額プランの登録を行います。ここでは、料金体系や提供されるサービスについて確認することができます。 - クレジットカード情報の登録
支払い方法としてクレジットカード情報を入力します。これにより、月額料金が自動的に引き落とされるようになります。必要なカード情報を入力し、「登録」ボタンを押して設定を完了させます。 - 設定の確認
クレジットカード情報が正しく登録されると、プレミアムアカウントの利用が開始されます。設定が完了したことを確認し、X広告の高度な機能にアクセスできるようになります。

STEP2:Xピクセルのベース設定
Xピクセルは、ウェブサイト訪問者の行動を追跡し、広告効果を測定するための重要なツールです。X広告の効果を最大化するためには、ピクセルの設定が不可欠です。このステップでは、Xピクセルのベース設定方法を説明します。
X管理画面でのピクセルID取得方法
- X広告管理画面にアクセス
X広告の管理画面にログインし、左側のメニューから「広告」セクションを選択します。 - イベントマネージャーを開く
メニューから「ツール」>「イベントマネージャー」を選択します。 - ピクセルを追加
「イベントソースを追加」ボタンをクリックし、「ピクセル」を選択します。 - ピクセルIDをコピー
ピクセルの設定画面で、ピクセルIDが表示されます。このIDをコピーして、後でGoogleタグマネージャー(GTM)で使用します。

これで、X広告のピクセルIDを取得できました。次は、Googleタグマネージャーを使用してピクセルを設定します。
Googleタグマネージャー(GTM)でピクセル設定
- Googleタグマネージャーにログイン
Googleタグマネージャーにアクセスし、該当のアカウントを選択します。 - 新しいタグの作成
「タグ」セクションで、「新規」をクリックし、新しいタグを作成します。 - タグタイプの選択
タグの設定画面で、上部の「ギャラリー」タブを選択し、「Twitter Base Pixel」を選びます。 - ピクセルIDの入力
先ほどコピーしたXピクセルのIDを、タグ設定画面に入力します。 - トリガーの設定
「トリガー」セクションで、「すべてのページ」を選択します。これにより、サイトのすべてのページに対してピクセルが発火します。 - タグの公開
設定が完了したら、タグを公開して、Xピクセルがウェブサイトで動作することを確認します。

STEP3:特定イベントの設定
X広告でのパフォーマンス向上には、特定のユーザーアクションをトラッキングすることが重要です。このステップでは、特定のイベントを設定し、トラッキングする方法を解説します。
イベント名と種類の設定
- X広告の管理画面にアクセス
X広告の管理画面で、「イベントマネージャー」セクションに進みます。 - 新しいイベントの作成
「イベントの追加」ボタンをクリックし、イベントの名前と種類を入力します。例えば、「購入」や「フォーム送信」など、トラッキングしたいアクションに応じた名前をつけます。 - イベントの詳細設定
設定画面で、「Webサイトアクセシビリティ」の項目を「ON」にし、イベントのトラッキング方法を「コードを使用して設定」に設定します。 - タグマネージャーの選択
「タグマネージャー」を選択し、作成したイベントIDをメモします。
これで、X広告でトラッキングしたいイベントの設定が完了しました。次は、Googleタグマネージャーでこのイベントを設定します。
GTMでのイベントトラッキング設定方法
- Googleタグマネージャーに戻る
Googleタグマネージャーにログインし、再度「タグ」セクションに移動します。 - 新しいタグの作成
新しいタグを作成し、「Twitter Event Pixel」を選択します。 - イベントIDの入力
先ほどメモしたイベントIDを、タグ設定画面に入力します。 - トリガーの設定
トリガーセクションで、イベントに関連するアクション(例:購入、フォーム送信)に基づいたトリガーを設定します。 - タグの公開
設定が完了したら、タグを公開して、特定イベントがトラッキングされているか確認します。

STEP4:リマーケティング(リマケ)設定
リマーケティング(リマケ)設定は、既に自社のウェブサイトを訪問したユーザーに対して広告を再表示させる手法です。これにより、興味を持ったユーザーに対して効率的にアプローチできます。ここでは、X広告のリマーケティング設定方法を詳しく解説します。
X管理画面でのオーディエンス設定
- X広告の管理画面にログイン
X広告アカウントにログインし、左側のメニューから「オーディエンス」を選択します。 - 新規オーディエンス作成
「オーディエンスを作成」ボタンをクリックします。オーディエンスの作成画面が表示されます。 - Webサイトオーディエンスの選択
「オーディエンスのタイプ」として「Webサイト」を選択します。これにより、ウェブサイトを訪問したユーザーに基づいたターゲティングが可能になります。 - オーディエンスのルール設定
「オーディエンスのルール」セクションでは、リマーケティングの対象を指定します。例えば、特定のページを訪れたユーザーや、特定のアクションを起こしたユーザーにターゲティングできます。 - ピクセルコードの選択
「Xピクセルベースコード(推奨)」を選択します。これにより、設定したピクセルがトリガーとなり、訪問者をオーディエンスとして分類します。 - オーディエンスの保存
オーディエンスの設定が完了したら、保存ボタンをクリックして、設定を確定します。
リマーケティングのターゲティング設定方法
- ターゲティング設定に進む
X広告のキャンペーン設定画面に移動し、ターゲティングオプションを選択します。 - オーディエンスを選択
「オーディエンス」を選択し、先ほど作成したリマーケティング用のオーディエンスを選びます。これにより、指定したウェブサイト訪問者にのみ広告が表示されるようになります。 - 広告配信範囲の設定
広告の配信範囲や予算、配信頻度などを設定します。リマーケティング広告では、過去にウェブサイトに訪問したユーザーへの頻度や配信タイミングが重要です。 - 広告の最適化設定
広告が最適なタイミングで配信されるように、広告の最適化設定も行います。リマーケティング広告は、過去の訪問履歴に基づいてターゲティングされるため、過剰な表示を避けつつ、効果的にリーチできます。
まとめと確認方法
設定が完了したら、必ずプレビューで確認し、動作が正しく行われているかをチェックすることが重要です。これにより、広告の効果を最大化するための準備が整います。
設定後のプレビュー確認と動作確認
- プレビューで確認
X広告の管理画面で設定したオーディエンスやターゲティングが正しく反映されているかをプレビュー機能で確認します。プレビュー機能を利用すると、実際に広告がどのように表示されるかを確認できます。 - 動作確認
実際のウェブサイトで、ピクセルが正しく発火しているかを確認します。ブラウザの「開発者ツール」を利用して、ピクセルコードの動作を確認することができます。また、Googleタグマネージャーの「プレビュー」機能を使って、タグが適切に発火しているかもチェックします。
これで、リマーケティングの設定が完了し、ターゲットユーザーに対して広告を再表示させる準備が整いました。定期的に設定内容や広告パフォーマンスを確認し、最適化を行っていきましょう。
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